時々、顎の外れたわんちゃん・ねこちゃんたちが遠方からご来院になります。
今回は行田の猫さん。あるご家庭の庭先でご飯をもらうこと2・3年(?)。
ある時、こんなことになっていて、急遽保護されて地元の動物病院に。
地元の病院で4~5日間入院した後、当院に転院していらっしゃいました。
もう脱臼から4日以上が経ってしまっているから整復できない(はめられない)かも知れないこと、顎の腫瘍などがあって脱臼した場合はまた脱臼するかもしれないことなどをお話して、保護された方が「それでも入れてみて欲しい」ということでしたので、入れてみました。
結果、案ずるより産むがやすし。あっさり入りました。
その後、再脱臼することなく、その日のうちにご飯を食べられるようになり、さらに幸せなことに、しゃーしゃー言って大変だった“野良ちゃん”が日に日に懐いて“トラちゃん”という名前を付けてもらって、めでたく飼い猫さん生活をスタートすることになりました。
この子は脱臼から5日以上経過していても無事に整復できましたが、普通は脱臼から24時間以内、長くても48時間以内に整復をトライしたほうがいいようです。万一、お家のわんちゃん・ねこちゃんの顎が外れてしまったら、すぐに動物病院を受診なさることをお勧めします。
by い
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